食物繊維の新常識! 摂取量と種類の選択に注目
食物繊維の重要性が、再びクローズアップされています。
令和6年3月6日、厚生労働省は「日本人の食事摂取基準*1」(2025年版)の報告書(案)を公表しました。
報告書には、健康への利益を考慮した結果、成人が1日に摂取したほうがいい食物繊維量は、野菜に豊富に含まれるものに関して1日あたり25gであるとの考えが示されています。
この考えをもとに、日本人の食物繊維摂取状況も考慮し、成人男性および一部年齢層の女性の摂取目標量を1g引き上げる見通しです。
また、2024年に行われた「食物繊維の摂取に関するインターネット調査の結果」では、特定の種類の食物繊維を選択することが新たなトレンドとなっています。
水溶性は腸内細菌のエサになり善玉菌(ビフィズス菌など)を増やし、不溶性は便の排泄を促すといった、種類ごとに異なる効果についての認知も広まっています。
では、指定野菜などを例に、野菜に含まれる食物繊維の量を見てみましょう。
普段の食事に、食物繊維をさらに1g増やすためには、どのような食材や料理を取り入れるとよいのでしょうか。健康な生活を送るために、考えてみると面白いかもしれません!
野菜科学研究会では、これまでも食物繊維に関する情報を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
*1:「日本人の食事摂取基準」は5年に1度見直され、年代・性別ごとに一日に必要な栄養素の基準の量が掲載されている。厚生労働省のHPから見ることができるので、栄養計算の結果と合わせることで、充足率を算出することもできます。
<参考>
1.厚生労働省HP「「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会」
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kenkou_539644.html
2.「腸活トピックス2024」
https://guarfiber.taiyokagaku.com/archives/820