山菜

山の恵み、山菜の魅力に迫る

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5月になると、わらび、山うど、たらの芽、こごみ、ぜんまいなど、野菜だけでなく、たくさんの山菜が旬を迎える季節がやってきます。

食卓に春の息吹を運んでくれる山菜たち。
野菜科学研究会のこちらの記事では「山菜」の秘密に迫ります。

一般的に野菜とは、人が畑で人工的に栽培する植物を指します。一方で「山菜」は、山や野原に自生する植物のことをいいます。

野菜も元々は野生の植物から来ており、人間が改良を加えて栽培しやすいようにしました。今の野菜は、長い時間をかけて人間が改良した結果です。

野菜の特徴は、自然のものの味や柔らかさを改良し、食べられる部分が多いこと。その多くは一年草で、播種から収穫までが一年以内に行われるため、安定した供給が可能です。

一方で、山菜は人の手による改良を受けていない野生種のこと。
地上の部分が枯れても根が生き続け、毎年新しい茎を生やす多年草なのです。食べられるのは、主に柔らかい若芽や先端部分で、採取期間が限られています。

日本列島は南北に長く、海岸から高山まで多様な地形が広がっており、多くの種類の植物が自生しています。この土地に住む人々は、古来から自然と密接に関わり、独自の感覚と高い技術を用いて植物を利用してきました。

山菜は、日本の風土に根ざした植物で、長い歴史を通じて食料として食べられてきたものです。
日本には300種以上の山菜があり、その種類の豊富さは日本の地形や気候の多様性を反映しているといえます。

*参考*
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/joho/0511_joho01.html

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