寒さに負けない!秋冬におすすめ、食物繊維たっぷりの野菜で免疫力をアップ!
過ごしやすい秋が来たと思ったら、朝晩はすっかり冷え込んで暖房やコートが必要になってきました。
一日の寒暖差が大きくなり、体調管理が難しいと感じることもしばしば。この冬は、ウイルス性の感染症などにかからないように、なんとか免疫力をアップさせたいですね。
知っておきたい! 免疫と腸の関係
「免疫力」という言葉、しばしば耳にします。この力があれば、病気にかからない!そんなイメージがあります。
「免疫」とは、外部から細菌やウイルスなどの異物が体内に侵入することを防いだり、侵入された場合には排除したりして、体を守る働きのことを言います。
例えば、風邪をひくと熱が出ることがありますが、体温を上げて病原菌を排除するという免疫の働きによるものです。
免疫に関わる細胞には様々な種類がありますが、約70%が腸内に存在しており、ウイルスや病原菌と戦って体を守ってくれているのです。腸に備わっているこうした免疫機能を 「腸管免疫」と呼んでいます。
では、腸管免疫に適切に働いてもらうには、どうしたらいいのでしょう。
実は、腸内細菌と腸管免疫は、相互に影響し合う深い関係にあることが明らかになっています。
腸内には1000種類以上、約100兆個もの腸内細菌が存在していますが、腸内細菌のバランスとそれぞれの働きがポイントです。
お腹の調子を整えてくれる!食物繊維を摂ろう
腸内細菌の中でも、「善玉菌」と呼ばれる体に有用な物質を作り出す菌群がいます。善玉菌は、分解されにくい食物繊維をエサとして発酵することにより「短鎖脂肪酸」を作り出します。短鎖脂肪酸は、免疫力を維持するのによい影響を及ぼすと考えられています。
食物繊維は、善玉菌のためにも積極的にとっていきたいですね。
食物繊維を豊富に含む食材といえば、なんといっても野菜!その中でも、食物繊維を豊富に含む秋野菜は、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、ごぼう。冬野菜なら、ブロッコリーがおすすめです。
今年の冬は、COVID-19とインフルエンザが同時流行する可能性についてさかんに言われています。
免疫力に関係する食材をたくさん食べて、寒い季節も元気に乗り切りましょう!
参考資料:厚生労働省
【インフルエンザ発生状況】
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/219-about-flu.html