東京・江戸川区生まれの野菜、小松菜のゆかりの地を訪問しました!
ヤサイラボでは、過去に「東京生まれの都会派野菜、小松菜」で小松菜の性質やおすすめの調理法を紹介しています。
野菜科学研究会では先日、小松菜の生産で有名な「真利子農園」や、ゆかりの地である「小松菜神社」を訪れました。こちらの記事では、その様子をご紹介します!
江戸川区で30年以上続く小松菜農家「真利子農園」
東京都江戸川区にある、「真利子農園」を訪問しました。
江戸川区は小松菜発祥の地と言われ、生産数が多いことで有名です。
真利子農園の中には、みずみずしく、濃い緑の小松菜がいっぱいに広がっています! こちらの小松菜は、ほのかに甘いのが自慢なのだそうです。
真利子農園では、見学の他に生産者の真利子 忠篤さんにインタビューをさせていただきました。忠篤さんが小松菜農家になったきっかけや、栽培に込める思いなどを伺っています。
詳しいお話は、後日、野菜科学研究会の「ヤサイビト」で公開予定です。お楽しみに!
小松菜将軍も訪れた! 「新小岩厄除 間々井香取神社」
真利子農園の後は、東京都江戸川区中央にある「新小岩厄除 間々井香取神社」にも足を運びました。
新小岩香取神社は、小松菜のゆかりの地と言われています。江戸幕府第8代将軍徳川吉宗公が鷹狩りに来た際、食事をする場所として選ばれた場所です。
徳川吉宗公がこの地で召し上がった青菜を入れてつくったすまし汁を大層おいしいと喜び、その青菜に名前がないことを知り、採れた地名(小松川村)から名前を取って「小松菜」と命名しました。
徳川吉宗は「小松菜将軍」と呼ばれており、「小松菜産土神」として境内に祀られています。
神社のすぐ近くには、「小松菜さま」も祀られています。
困ったことがあれば、「困ったな」といって小松菜を供えれば願い事が叶えられ、さらには「菜(名)を上げ、菜(名)を残す」といって信仰されているそうです。
こちらは、小松菜の由来を伝える「小松菜屋敷」。
亀井和泉守が、徳川吉宗公に小松菜の入った餅の澄まし汁を出したのは、まさにこの屋敷です。
江戸川区内の小松菜のゆかりの地を訪れてみると、小松菜誕生の歴史を肌で感じることができました。
普段食べている野菜のことを、歴史や地理などさまざまな角度から見てみるとより食べるのが楽しくなりそうですね!
ぜひ、小松菜ゆかりの地へ足を運んでみてください。
今日のメニューに困ったときは、ベジラボレシピ!
野菜科学研究会が制作している「ベジラボレシピ」には、小松菜を使用したレシピを掲載しています。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
小松菜を使用したベジラボレシピはこちら
参考:江戸川区ホームページ
補足:コラムに使用した写真はすべて野菜科学研究会で撮影したものです