洗って切るだけで食べられる!水菜は忙しくて野菜不足な現代人の味方
水菜は、寒さにとても強い野菜です。
保存方法や栽培技術が発達していなかった昔から、野菜が不足しがちな冬の栄養源として重宝されていました。
水菜の原産地は京都。京野菜の一つで、別名「京菜」とも呼ばれており、古くから関西地方で親しまれてきました。近年では全国のスーパーにも並ぶようになり、全国区のメジャーな野菜となりました。
水菜は、世界的にみると日本でしか食べられていない、日本生まれの生粋の国産野菜なのです!
「京野菜」から、全国的に親しまれる存在へ!
伝統的な京野菜を名乗っていますが、近年、生産地は全国に広がっています。
生産量は茨城県が一番多く、農林水産省の統計データでは、2019年のシェアは約51%と半分以上を占めています。元々は京野菜なので意外かもしれませんが、京都は約5%で、第3位です。
水菜は、2010年~2020年の10年間で生産量が約15%増加する(※)など、まだまだ人気上昇中!
※農林水産省 野菜生産出荷統計
水菜が育つのに適した温度は15〜25度で、冷涼な気候が適していますが寒さにも強く、ほぼ一年中栽培することができます。
そんなわけで、一年を通して店頭で見かける親しみある野菜になったのですね。
調理しやすく食べやすい!魅力たっぷりの野菜
水菜は、漬物や鍋料理の素材としてよく使われていますが、シャキシャキとした食感が好まれ、サラダとしてもよく食べられます。
もともと京都を中心に関西で栽培されていた品種は、食べた時に少し辛みが感じられるものでした。現在、関東をはじめとして全国のスーパーで売られている水菜は、サラダでも美味しく食べられるように改良されたもので、辛味がほとんど無い品種が主流となっています。
ザクザクっとカットするだけで下準備が済む水菜のサラダは、忙しい時にも野菜を摂るための、心強い存在ですね!
メインのおかずに、あと一品足したいな、という時にも気軽に扱えるので、おすすめです。