「干し野菜」で余った野菜を長期保存!
「今、野菜の値段が高くなっています!」
2024年は、野菜の価格高騰が大きな話題となり、ニュースでも頻繁に取り上げられました。
気候変動の影響で、この状況は2025年以降も確実に続くと考えられます。
そこで、野菜をリーズナブルに手に入れる工夫や、無駄なく使い切る方法がますます重要になってきます。
少しでもお得に野菜を手にいれるために、セールの安い時にたくさん買っておく方も多いですよね。以前、野菜科学研究会でも、野菜をお得に手にいれる「節約野菜術」を紹介しました。
とはいえ「たくさん買ったはいいけれど、使い切れずに冷蔵庫傷ませてしまった…。」という経験はありませんか?
野菜を使い切れない場合は、なるべく早いうちに冷凍保存するのがおすすめです。
また、野菜を長持ちさせる方法として「干し野菜」をつくるのもおすすめです。
冬の時期は空気が乾燥しているため、干し野菜をつくるのにぴったりの季節です。太陽が出て風通しの良い場所があれば、簡単に干し野菜をつくることができるのです!
干し野菜の大きな魅力は、日持ちすることです。
野菜が乾燥して水分が少なくなると、微生物が繁殖しにくくなるため、保存期間が伸びます。
また、しっかり乾燥させれば嵩が減るため、保管スペースも最小限に。水分を飛ばすことで、甘みや旨味が凝縮されて美味しさが増す野菜も多くあります。そして、干し野菜は歯ごたえがプラスされ、生野菜とはまた違う食感を楽しむことも!
干し野菜に向いている野菜は、にんじん・大根などの根菜類や、かぼちゃ・なすなどの果菜類、きのこ類などです。一方で、水分が多く傷みやすい野菜は、干し野菜にはあまり向いていません。
干し野菜のつくり方はここでは詳しく紹介しませんが、インターネット上に多くの参考情報があるので、初心者でも気軽に挑戦できます。
干し野菜は冷凍するより少し手間がかかりますが、野菜を長持ちさせるだけでなく、料理の幅を広げる手助けにもなります。
この冬、干し野菜づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
さらに詳しい保存や調理のコツは、野菜科学研究会公式サイトの「ヤサイQ&A」でも紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね!