【野菜図鑑】ねぎ編
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基本情報
・分類:ユリ科ネギ属
・別名:–
・旬:根深ねぎは、11月~2月の寒い時期に甘みが増し美味しくなり、鍋物用に出荷量が増えます。一方、 葉ねぎは寒さにやや弱く、春が旬と言われています。
・栄養:ねぎの白い部分は、ビタミンC、青い部分にはカロテンが多く含まれる。根深ねぎは淡色野菜、 葉ねぎは緑黄色野菜に分類され、葉ねぎの方が栄養価が高い。
ルーツ
ねぎの原産地は、中国西部から中央アジアにかけてのアルタイ地方、バイカル地方付近だと言われています。
中国には有史以前に伝わって、華北や東北地方を中心に栽培されていたとされており、紀元前の文献である『山海経』や『礼記』にも「葱」の文字で登場しています。
日本においても、『日本書紀』の5世紀についての記述で、「秋葱(あきぎ)」という名で登場しています。江戸時代には、広く日本各地で栽培されていました。
特徴
ねぎには、大きく分けて、根元の白い部分を食べる「根深ねぎ」と、葉の部分を食べる「葉ねぎ」があります。
「根深ねぎ」は主に関東で食べられてきたねぎで、一般には「長ねぎ」「白ねぎ」と呼ばれるもの。独特のにおいがあり、生食すると辛みがありますが、煮込むと甘くとろりとした口当たりになります。
一方、関西で多く食べられてきたのが「葉ねぎ」です。
これらを含め、あさつき、わけぎ、リーキなどねぎの種類は、500種類程あります。
世界の生産地(2018年)
①中国(100万t)
②日本(53万t)
③マリ(52万t)