【野菜図鑑】セロリ編
基本情報
・分類:セリ科オランダミツバ属
・別名:セルリー、オランダミツバ
・旬:露地栽培やハウス栽培など、全国各地で1年中作られていますが、出荷量が最も多くなるのが春頃です。このころに、栽培の中心地である静岡県や長野県などで収穫のピークを迎えます。
・栄養:セロリは葉の部分に、ビタミンB1やB2が多く含まれます。セロリ独特の香りは、「アピイン」や「セネリン」という精油成分からきています。
ルーツ
原産地はヨーロッパです。古くから薬用植物としても親しまれてきました。
和名のオランダミツバが示す通り、オランダ船により日本にもたらされました。
独特の強い香りにより当初は好まれませんでしたが、昭和30年代以降に食生活の欧風化、日本人の好みに合う品種の登場に伴い、徐々に普及しました。
特徴
セロリは茎葉の色によって、黄色種、緑色種、中間種、赤色種、白色種に分けられます。
欧米では独特の強い香りが特徴の緑色種が好まれていますが、日本では香りが控えめな中間種が主流となっています。
野菜生産出荷安定法では、「セルリー」と表記されているため、農業関係者は「セルリー」と呼ぶことが多いです。
世界の生産地
米国、中国、メキシコなど