食事はまず野菜から、食べよう!普段の生活に気軽に取り入れられる血糖値のコントロール
食事の際、「食べる順番」を意識したこと、ありますか?
健康管理のために欠かせないポイントの一つとして、「血糖値のコントロール」があります。
血糖値が急激に上がると、それを下げるためにインスリンが大量に分泌されます。インスリンには、使いきれなかった糖を脂肪に変えて蓄える働きがあるため、大量に分泌されると、どうしても太りやすくなってしまいます。
食事の際には、急激に血糖値を上げないように、注意することが大切です。
そこで、普段の生活で簡単にすぐ取り入れられる血糖値のコントロール方法をご紹介していきます。
実験結果より、野菜から食べることで血糖値上昇を防ぐ!
血糖値は、食事の際に食べる順番を工夫することで、コントロールすることができます。
ここで、とある実験についてご紹介します。
<実験内容>
13名の被験者を対象に、①ごはん⇒野菜 ②野菜⇒ごはん ③野菜のしぼり汁⇒ごはんの3タイプの順番でごはんを摂取した。
<結果>
野菜を先に食べることで、急激な血糖値の上昇を抑えられた。
絞り汁(ジュース)で摂取するよりも、食物繊維をもれなく摂れる、そのままの野菜での摂取の方が効果が増大!
(図あり)
なぜ野菜を先に食べると、血糖値が上がりにくいのか?
食物繊維を摂取すると、おなかの中の食べ物の粘り気が強くなり、胃から腸への移動がゆっくりになります。これにより、糖分の消化や吸収が緩やかになります。
また、ポリフェノールによる糖質消化酵素の活性阻害によっても、血糖値上昇が緩やかになる効果があります。
このように、食べる順番を工夫することで、急激な血糖値の上昇や過剰なインスリンの分泌をさけることができるのです。
毎食、体のことを考えた食事を摂るのは、難しいかもしれません。しかし、食べる順番をちょっと意識することなら、できそうですよね!
ぜひ、「まず野菜から食べる」こと、普段の生活に取り入れてみましょう!