【野菜図鑑】 レタス編
基本情報
・分類:キク科アキノノゲシ属
・別名:ちしゃ
・旬:レタスは1年中栽培され、出荷時期により、春レタス(4~5月)、夏秋レタス(6~10月)、冬レタス(11~3月)に区分されます。春から夏にかけては、みずみずしく、しゃきしゃきで特においしく味わえます。
・栄養:約95%が水分で、それほど栄養価は高くありませんが、ビタミンCやビタミンE、カリウム、 カルシウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。
ルーツ
レタス栽培の起源は、約2500年前の古代エジプトだといわれています。
その後ヨーロッパ各地で栽培されたレタスは品種改良が重ねられ、16世紀には、地中海沿岸を中心に結球レタス、リーフレタス、コスレタス(ロメインレタス)、茎レタスなど多様なレタスが栽培されました。
日本には、中国を経由して「ちしゃ」として伝わり、奈良時代から食べられていましたが、当時の「ちしゃ」は、※結球していませんでした。結球レタスは、明治時代になって欧米からもたらされました。
※結球…葉が重なって球状になること。
特徴
レタスの和名の「ちしゃ」は、「乳草」の略、また、英名「Lettuce」は、ラテン語の「Lactuca」(Lacは乳を意味する)が語源になっており、両方とも、レタスを切ると茎から白い液が出ることに由来しています。
レタスは乾燥しやすいので、鮮度を保持するため、プラスチックフィルムでできたレタスシートで、個別に包装されている場合が多いです。
また、レタスは金属に弱く、包丁に触れた部分から茶色くなってしまいます。そのため外側からやさしく、手でちぎってカットするのがおすすめです。
世界の生産地(2020年)※レタス・チコリ生産量
①中国(1432万t)
②米国(440万t)
③インド(112万t)