【野菜図鑑】 じゃがいも編
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基本情報
・分類:ナス科ナス属
・別名:ばれいしょ
・旬:北海道のじゃがいもの旬は、一般的には収穫後3カ月間(9~11月頃まで)と、言われています。ただし、貯蔵庫で保管させたじゃがいもは、でんぷんが糖化することで甘みが増すため、2~4月頃も美味しいです。
・栄養:じゃがいもには、ビタミンC、カリウム、食物繊維が多く含まれています。炭水化物が多いと思われていますが、エネルギーはごはんの半分以下です。
ルーツ
南米のアンデス山脈原産です。15世紀の終わりに、スペイン人が南アメリカから持ち出しましたが、アンデスより温暖な気候のため芋ができにくく、当初は観賞用でした。
日本には、17世紀初め頃インドネシアのジャカルタからやってきました。「ジャカルタから来たいも=じゃがたらいも」がなまって「じゃがいも」になったと言われています。
特徴
じゃがいもの原産地は、標高が3000~4000m級の高地です。そのため、肥料分が少なくても、効率よく栄養を吸収して利用するような性質の植物になりました。
他の地域で栽培されるようになっても、この性質は基本的には変わらないため、痩せた土地でも栽培できます。
そのため、日本では江戸時代に何度もあった飢饉(ききん)のたびに、飢えをしのぐための作物として広がりました。
世界の生産地(2020年)
①中国(7818万t)
②インド(5130万t)
③ウクライナ(2084万t)