【野菜図鑑】さつまいも編
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基本情報
・分類:ヒルガオ科サツマイモ属
・別名:かんしょ
・旬:さつまいもの旬は秋です。ほくほくとした鳴門金時などが主流ですが、最近は、ねっとりとした甘みが特徴の安納芋なども人気があります。
・栄養:さつまいもには、でんぷんが多く含まれています。さつまいもに含まれているβ-アミラーゼという酵素は、さつまいものでんぷんを糖に変えて甘くしてくれます。β-アミラーゼは約70℃で一番活発に働きます。
ルーツ
さつまいもは、メキシコが原産と考えられています。15世紀にコロンブスがスペインに持ち帰りましたが、涼しい気候とは合いませんでした。
しかし、アフリカ、インド、東南アジアの植民地に持ちこまれたことで、世界中に広がりました。日本には、1600年頃中国から伝わりました。琉球(沖縄)から薩摩(鹿児島)に伝わったので、さつまいもと呼ばれています。
特徴
さつまいもの特徴は、加工用途の幅が極めて広いことです。一般家庭での料理に使われるほか、焼きいもや大学いも、でん粉用、お菓子類、いも焼酎の原料などの用途に用いられています。また、栽培の手間があまりかからない、やせた土地でも育つ、農薬の使用が少なくても問題なく育つことから、人にも地球にも優しいSDGsの代表のような野菜です。
世界の生産地(2020年)
①中国(4900万t)
②マラウイ(690万t)
③タンザニア(440t)