【野菜図鑑】さといも編
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基本情報
・分類:サトイモ科サトイモ属
・別名:家芋、畑芋、田芋
・旬:さまざまな品種があり、品種によって収穫時期が異なるため、1年中入手可能です。最も流通量が多い品種である土垂(どだれ)の旬は、秋~初冬です。
・栄養:カリウムや食物繊維を多く含んでいます。
ルーツ
さといもの原産地は、インド東部からインドシナ半島にかけての熱帯地方です。原始マレー族の移動とともに、太平洋一帯に広まったとされています。
日本へは中国を経て縄文時代に伝わり、稲作が日本に広まる前には、日本人の主食であったとも考えられています。
さといもの名前は、山で取れるやまいもに対して、里で栽培されることから名づけられました。また、じゃがいもやさつまいもが普及するまでは、芋と言えばさといもを指していました。
特徴
さといもは、子いも・孫いもを食べる「子いも用品種」、親いもと子いもを食べる「親・子いも兼用品種」、親いもを食べる「親いも用品種」に分類されます。
このほか、ズイキと呼ばれる葉柄を食べる「葉柄専用品種」もあります。
葉柄を乾燥させたものが「いもがら」です。
世界の生産地(2019年)
①ナイジェリア
②カメルーン
③中国
【参考】
旬の野菜百科ホームページ
JAグループホームページ
農林水産省ホームページ
独立行政法人 農畜産業振興機構 野菜ブック