食材が傷みやすい夏。 夏野菜にあった保管方法で、長持ちさせよう!
日本の夏といえば、高温多湿。
湿気に悩まされる時期で、食べ物も他の季節と比べて腐るのが早かったり、食材の保存の際にもカビが生えたり、芽が出ていることに気がつくことも…。
野菜も、夏の時期には置いておける期間が短くて、みずみずしいうちに使い切れないと悲しいですよね。
しかし、ひと工夫をして保存をすると、野菜を長持ちすることができます。
野菜科学研究会おすすめのひと手間を加えて、野菜を保存してみましょう!
トマト
保存期間:7-10日間
肉厚なへた部分を下にしてポリ袋へ
高い気温で栽培された夏野菜は、寒さに弱い性質を持っているので、キッチンペーパーで包むのがポイントです。
肉厚で傷みにくいヘタ側を下にして、1個ずつキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、野菜室で保存しましょう。
冷やしすぎると甘味が弱くなるので、常温保存でもよいのですが、気温が高くなる5月あら9月にかけては、野菜室にいれて保存をしましょう。
ピーマン
保存期間:2週間
3個から4個ずつペーパーで包んでポリ袋へ
3個から4個ずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。
赤ピーマンは緑ピーマンが熟したもので、緑ピーマンに比べて日持ちがしないので、早めに使い切りましょう。
同様の保存方法の場合は、赤ピーマンの保存期間は1週間です。
パプリカ
保存期間:7日から10日
ワタとタネを取って保存する
パプリカは、水分が多いワタ部分から痛むので、縦半分に切ってワタとタネを取り除きます。
水気に弱いため、切り口の水分をキッチンペーパーでしっかりとふき取ってから、乾燥を防ぐためにラップで包むのがポイント。
丸みがある方を下にすると、重さで傷みやすくなるので、切り口を下にして野菜室で保存しましょう。
なす
保存期間:1週間
冷やしすぎるとタネが黒くなるので注意!
2本から3本ずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。
冷やしすぎると低温障害を起こし、タネが黒く変色してしまいますので、なるべく早めに食べるようにこころがけましょう。
ゴーヤ
保存期間:1週間
傷みやすいワタとタネを取って保存する
ゴーヤはワタの部分に水分が多く、そのまま保存してしまうと、ワタから劣化が進みます。
そこでゴーヤを縦半分に切ってワタとタネをスプーンできれいに取り除き、切り口の水分をキッチンペーパーでふき取ります。
その後に切り口でラップで包み、下にして野菜室で保存しましょう。
オクラ
保存期間:1週間
ペーパーでまとめて包んでからポリ袋へ
まとめてキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存しましょう。
とうもろこし
保存期間2か月(冷凍の場合)
皮付きのまま冷凍する
とうもろこしは、収穫後、時間が経つにつれて栄養価と甘味が落ちてしまうので、長期保存するなら冷蔵ではなく冷凍がおすすめです。
ヒゲと外側の汚れている葉を数枚取り除き、そのまま冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍します。
使用時には凍ったまま熱湯で茹でるか、電子レンジで加熱調理しましょう。
メロン
保存期間:3日間
タネとワタを取って野菜室で保存
メロンは、水分が多いタネとワタから痛みます。
食べやすい大きさに切り分けてタネとワタをとり、空気が入らないように切り口にラップをかぶせた後に、ポリ袋や保存容器に入れます。
冷えすぎると甘味が減ってしまうので、野菜室で保存しましょう。
※丸ごとの場合は、食べごろになるまで常温で保存し、食べる2時間から3時間前に冷蔵庫で冷やします。なお、食べ頃のものは常温だと追熟してしまうので、注意しましょう。
すいか
保存期間:3日間
切り口をラップで覆って野菜室へ
すいかの保存に適した温度は、10度から15度。
冷えすぎると甘味がなくなってしまうので、切り分けたものは空気が入らないように切り口にラップをかぶせ、ポリ袋に入れてから野菜室で保存しましょう。
※丸ごとなら常温保存を。追熟しないので涼しい場所なら2週間ほど持ちます。食べる1時間前に冷やしましょう。