野菜 国民 健康

より健やかで心豊かな社会を目指して。健康日本21(第三次)について知ろう!

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厚生労働省では、健康な生活を維持するための目標値の一つとしてに「野菜の摂取目標量350g」があげられています。

では、この「野菜の摂取目標量350g」は、何をもとに定められているでしょうか。

健康増進法に基づいて策定される「国民の健康増進の総合的な推進を図るための基本的方針」である「二十一世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」において、カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミン等の適量摂取が期待される量として、野菜の摂取目標量350gが定められているのです。

また、2024年度より「健康日本21(第三次)」が運用されることが発表されました。

健康日本 21(第三次)推進のための説明資

出典:厚生労働省「健康日本 21(第三次)推進のための説明資料」(閲覧日2023年10月19日)

今回の改訂の際は、2019年11月に行った「国民健康・栄養調査」や国内外の研究論文などを基に目標値を定めています。次期計画では「全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現」をビジョンとし、「誰一人取り残さない健康づくりの展開(Inclusion)」「より実効性をもつ取組の推進(Implementation)」を図ることとされました。

実現のための具体的な目標として、栄養・食生活においては、野菜摂取目標量は現状の摂取状況をふまえ350gと据え置きました。果物は「100g未満を3割にする」目標でしたが、調査では6割を上回り、表現も変更して「200gの摂取」を掲げることになりました。塩分は、塩分の過剰摂取を背景に、前回より1g少ない7gに変更しました。

今回は、健康日本21の概要や、2024年度から始まる第三次目標の内容について紹介しました。

健康日本21には、50項目以上の具体的な目標があり、その内容や目標は多岐にわたります。詳細が気になる方は、厚生労働省のHPをご確認ください。

また、野菜には、食塩に含まれるナトリウムを体外に排出させる役割を持つカリウムが含まれています。野菜を食べることは、適切な塩分摂取にもつながるため、意識して毎日のメニューに取り入れたいですね。

さて、最後にクイズです。
野菜のように見えて、実は果物として分類されている食品があります。わかりますか?

答えはアボカドです!

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