魅惑の沖縄野菜ゴーヤー
夏になると、シャキッとした食感と爽やかな苦味が恋しくなる「ゴーヤー」。
これからの季節、スーパーにもたくさん並びますし、暑い夏を乗り切るためにも積極的に摂りたい野菜の一つです。
こちらの記事では、ゴーヤーに迫っていきます!
いろいろな呼び方で親しまれる「ゴーヤー」
ゴーヤーの正式和名は「ツルレイシ(蔓茘枝)」と言います。
「ゴーヤー」は、「苦いウリ」を意味する沖縄の方言。
今となっては、この呼び方が一般的になりました。沖縄でも、場所によっては「ゴーヤ」と呼ばれたり、沖縄県以外の都道府県では「にがうり」と呼ばれることも多いです。
ちなみに、農林水産省の統計では、「にがうり」として集計されています。
ゴーヤーは沖縄県を代表する野菜であり、生産量も国内シェアの約40%を占めており、沖縄県が日本一です。
小さな島が多く、海に囲まれているので農地が少なく、サトウキビ畑が広がっているイメージがある沖縄県ですが、実は、意外と野菜生産が盛んです。
沖縄は、ゴーヤー以外にも冬瓜、モロヘイヤ、クレソン、オクラなどの生産量が全国トップクラスになっています。
あの苦味成分が夏バテに効果的!
ゴーヤーを初めて食べた時、強烈な苦みに驚かされました。あの苦味の成分は、モモルディシンという成分です。
モモルディシンの苦みには、胃腸を刺激して食欲を増進したりする作用があり、夏バテに良いと言われる由縁となっています。
なお、ゴーヤーが所属するウリ科の植物の中には、ククルビタシン類という別の苦み成分を含むものがあります。ククルビタシン類を含む野菜(ズッキーニ、ヘチマ、ユウガオなど)をたくさん食べると、下痢、嘔吐などの症状が現れる事があるので注意が必要です(※)。
「いつもより苦いなあ」と感じたら、ククルビタシン類を多く含んでいるかもしれません。
他にも、ゴーヤーはビタミンCを多く含む特徴があります。
夏バテ予防にゴーヤーを食べて、沖縄気分を味わうのもいいかもしれませんね。
※消費者庁facebook
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