野菜電池

野菜電池をつくってみよう!

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身近な野菜や果物を使って、電池をつくることができるって知っていますか?

台所にある野菜や果物で明かりがつくなんて、驚きですよね。

この実験では、じゃがいも、レモン、大根を使って、簡単な野菜電池をつくります。そしてなぜ、野菜や果物で電池をつくることができるのか、調べてみましょう!

難易度:レベル3 かかる日数:1日

用意するもの

・野菜や果物(じゃがいも、大根、レモンなど)
・亜鉛板
・銅板
・ワニ口クリップ付きの電線
・電球

手順

①じゃがいも、レモン、大根を適当な大きさに切り分けます。

②それぞれの野菜や果物に、亜鉛板と銅板をさし込む。
(※包丁で切り込みを入れるとさし込みやすい)

③亜鉛板に一方のワニ口クリップを接続し、銅板にもう一方のワニ口クリップを接続し、連結して電球をつなげる。
(※実験に使用した果物や野菜は絶対に食べないでください!)

実験結果の考察

なぜ野菜や果物が電池になったのでしょうか。

野菜電池の中で起こっている仕組みを解説します。

野菜や果物に含まれる汁に亜鉛板が溶けると、亜鉛イオンと電子に分かれます。
この汁のような液体を「電解液(電解質溶液)」と呼び、電池において重要な役割を果たします。

亜鉛イオンが電解液の中に溶け出したあと、電子はワニグチクリップを伝って亜鉛板から銅板に動きます。この電子の移動によって、電子の流れとは反対向きに電流が生まれ、電球が光ります。

異なる種類の2つの金属が同時に電解液に触れると、その間に電流が発生します。
これが電池の基本的な仕組みです。

電解液の中で起きているのは一種の化学変化であり、この仕組みを持つ電池を化学電池と呼ぶこともあります。

最後に、実験レポートに結果をまとめてみましょう! 

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