
忙しい日々に役立つ!カット野菜の賢い保存方法5選
忙しい日々に、カット野菜はとても便利な存在です。
袋を開けるだけで手軽に使え、料理の時短にもつながりますし、食卓を彩るのにもピッタリです。
しかし、「一度で使いきれず、しばらく置いていたら傷んでしまった…。」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで、こちらの記事では、カット野菜を新鮮に保つための5つの保存方法を紹介します!
5日間保存した千切りキャベツを比較した研究(村岸ら、日本調理科学会2024年度大会発表)によると、鮮度の状態は、「風味としてのにおい」、「色のくすみ」、「細菌数」、「水分量」の変化で評価されています。

検証の結果、におい、細菌数、水分量に大きな差は見られませんでした。しかし、色のくすみの点に関しては、タッパーやジップロック、テープを使った密封保存が鮮度を保ちやすいことがわかりました。
酸素の量が多いほどキャベツはくすみやすくなるため、密封度の高い保存方法が望ましいためと考えられます。

また、保存場所をチルド室(0℃)、冷蔵庫(5℃)、野菜室(8℃)と変えて検証を行いました。
その結果、チルド室(0℃)が最も鮮度を保ちやすいことが分かりました。
これらの結果から、最も鮮度を良く保てる方法は、温度の低いチルド室でなるべく酸素を遮断した保存方法と考えられます。ただし、にんじんや玉ねぎなど、野菜によっては低温障害を起こす可能性があるため、それぞれの野菜に適した方法を選ぶことが大切です。
カット野菜を正しく保存することで、好きな時に好きな量を美味しく食べることができます。
また、無駄なく食べられると、廃棄量を減らすことができるため、食品ロスの削減にもつながりそうです。

ただし、こちらの記事で紹介したものはあくまで「鮮度を保ちやすい」方法であり、保存期間を無制限に延ばせるわけではありません。消費期限を目安に、開封後は早めに食べ切るようにしましょう。
カット野菜の保管はとても簡単なので、ぜひご家庭で試してみてくださいね!
資料提供:株式会社サラダクラブ