未熟なアボカドの熟成を早めるにはどうしたらいい?実験してみよう!
スーパーで買ってきたアボカドが固かった! そんな経験ありませんか?
未熟なアボカドの熟成を早めるにはどうしたらいいか、実験してみましょう。
難易度:レベル1 かかる日数:7日
用意するもの
・未熟なアボカド
・野菜、果物(メロン、リンゴ、バナナ、モモなど)
・密閉できる袋
・包丁
・まな板
手順
①いろんな野菜や果物の組み合わせで、それぞれいっしょの密閉袋に入れる
②冷蔵庫で保管する
③一週間後、アボカドを切ってみて熟成具合を比べてみる
実験結果を考察しよう
数日経つと、アボカドの表面の色に変化が出てきます。未熟なアボカドは緑色ですが、熟すと黒く変色しまた触ると少し柔らくなります。
アボカドを切って断面を比較してみると、メロンといっしょ、リンゴといっしょに保管したアボカドは、食べごろに熟して中身もやわらかくなっていました。
アボカドが熟すからくり
他の野菜と果物にも共通する、アボカドが熟すからくりを解説します。
野菜や果物は収穫された後も生きていて、自ら様々なガスを分泌します。その中で、「エチレンガス」は熟成に関わるガスとして知られています。
メロン、リンゴなどは、エチレンガスを多く放出する食品として有名です。ちなみに、アボカドは、木に成っているときは成熟せず、収穫してから追熟します。
日本に出回っているアボカドのほとんどはメキシコで生産され、CAコンテナで2週間ほどかけて運ばれてきますが、その間、空調管理によって追熟は抑制されているのです。
前述したように、アボカドは木に成る多年生の植物のため、分類でいうと「果物」に属します。
ただ、「野菜的果実」とも呼ばれ、一般的に野菜として扱われることも多いです。
これに対して、メロンは「果実的野菜」と呼ばれます。
最後に研究レポートに結果をまとめてみよう!
研究レポートテンプレートのダウンロードはこちらから
〈参考〉
船昌商事株式会社 輸入アボカドについて