子どもの野菜嫌いがなくなる!? 4つの工夫を紹介します!
野菜には、子どもの成長に欠かせない栄養素が豊富です。
ビタミン、ミネラル、食物繊維などなど、野菜からは、さまざまな栄養素を一度に摂ることができます。
ぜひ、たくさん食べてもらいたいのですが、野菜が嫌いな子どもは少なくありません。
その理由は、野菜特有の青臭さや酸味、苦みなど。
大人になると、この苦みが美味しく感じられたりするのですが、子どもの舌は敏感で、野菜の苦みを嫌うことが多いです。
そこで、子どもが嫌いな野菜を、美味しく食べられる4つの工夫を紹介します!
1.料理のお手伝いをする
お手伝いは、野菜を洗う、切る、盛り付ける、配膳するだけでもいいです。
子どものできる範囲でお手伝いをし、食材に触れることで、野菜に興味を持つきっかけになります。
料理のお手伝いをしてみると、不思議と嫌いなものでも食べられるようになることも!
自分が頑張ってつくった料理なら、嫌いなものも食べてみようとする子が多いそうです。
2.子どもと一緒に野菜を育ててみる
野菜の栽培を通して、命あるものの育て方や、食べ物に感謝して大切にいただくことを学ぶことができます。季節ごとに違う野菜づくりをすれば、食材の旬を知るきっかけにもなりますね。
家庭菜園でおすすめなのは、ミニトマト、枝豆、なすなど。
ミニトマトなどはベランダでも育てられるため、マンション暮らしの人も楽しむことができます。
3.切り方や調理方法を変えてみる
にんじんやきゅうりなどの野菜を、星やハートなどで型抜きするなどの一工夫で、野菜が食べられるようになることもあります。
野菜の見た目が変わるだけで、興味を持って食べてみようとする子もいます。キッチンに型抜きがなくても、簡単な星型などであれば包丁を使ってつくることができるのです!
どうしても苦手な野菜は、細かく切ってハンバーグやホットケーキなど、子どもが好きなメニューに混ぜてみましょう。
4.味付けで工夫してみる
料理の際は、子どもが好む食べやすい味つけをして、野菜を美味しく食べてもらいましょう。
ドレッシングやマヨネーズには甘味があり、子どもが嫌がる野菜の苦みを包みこむ効果があります。
食べ物のおいしさを評価するしくみは、生まれつき備わっているものではなく、固定されたものでもありません。人間の好みというのは、離乳期を過ぎてからの摂取する食材で、年齢とともにつくられていきます。
子どものころから、日常の食生活のなかに工夫して野菜を取り入れることで、野菜を美味しく味わえるようになります。楽しく食べることで、好き嫌いをせず野菜を楽しむ習慣がつくられていくのです!
子どもの成長に欠かせない、必要な栄養素が詰まった野菜たち。できる限り食べて欲しいですが、無理矢理食べさせて、食事に対してネガティブになって欲しくはないですよね。
日々の食事の中で、野菜を食べることが楽しいと感じてもらえるように、ちょっと一手間加えて野菜を楽しんでいきましょう!
参考文献
「子どもの偏食・野菜嫌い」食べもの文化編集部編 芽ばえ社